何もないから、何か生まれた

僕が中学3年生位の時、父親の会社がやばい状態だというのを母親から聞かされて、ほどなく倒産した。
そこからなんとなく、お金や幸せというものについて考え始め、大学生の時、起業家になろうと決心した。
経済的に豊かで自由な暮らしをするには、社長しかないだろうという安易な考えだった。

当然だが、当時の自分には何のスキルもなかった。
デザインができるわけでも、イラストが描けるわけでも、プログラミングができるわけでもない。
そこで始めたのが、アフィリエイトだった。アフィリエイトは紹介業。
誰かの商品を紹介することで成り立つので、特別なスキルがない自分でも、利益を出すことが出来た。

ほどなくして、現取締役の寿倉と一緒にビジネスを始めた。僕の苦手な営業をやってくれて、会社もどんどん成長した。

あれよあれよという間に、デザイナー、イラストレーター、プログラマー、ライター、営業など
僕にない能力・強みを持つ人達が増えていった。

会社設立から数年経って
「この会社における自分の役割は何だろう?」
と真剣に考える機会があった 。

今も、デザインはできないし、プログラムも全くかけない。少しばかりライティングがうまくなったのと、人の前で大きな声でしゃべる事ができるくらいで、天才的マネージメントができるわけでもないし、飽きやすい。納期も守れない(この原稿も2週間くらい最終納期を過ぎている)


ただ、そんな自分が今担っている役職は「社長」だ。

そう考えた時、自分の使命は、僕にはない能力を持つ人達の力をひたすら信じ、率いて、
世の中に価値のあるビジネスを創出していくことではないかと思った。

僕は、会社を作っていくのは、社長でも、経営陣でもなく、社員の力だと本気で信じている。
それを本気で信じられる事こそが、僕が天からもらったギフトではないだろうか。

誰かを輝かせる舞台を作る事が僕の天職だとしたら、この会社でその本職を全うしたい。